Daigasグループ
カーボンニュートラルビジョン
2050年脱炭素社会実現に向けた挑戦
Daigasグループは、地球温暖化対策への社会的要請の一層の高まりを受け、これまでの天然ガス利用拡大の取り組みに加えて、再生可能エネルギーや水素を利用したメタネーション※などによる都市ガス原料の脱炭素化、および再生可能エネルギー導入を軸とした電源の脱炭素化によって、2050年のカーボンニュートラル実現を目指します。また、実現に向けた取り組みを示すために「カーボンニュートラルビジョン」を2021年1月に発表しました。
- ※ 水素とCO2から都市ガス原料の主成分であるメタンを合成する技術
目指す姿

- ※1 太陽光、風力、バイオマスなど固定価格買取(FIT)制度の適用電源を含む
- ※2 現在の当社グループおよびお客さま先におけるCO2排出量(約3,300万㌧/年)の約3分の1に相当
カーボンニュートラル時代における
当社エネルギービジネスの絵姿
カーボンニュートラルを達成するための手段については、エネルギーに関するイノベーションの進展や社会情勢などを見極めながら柔軟に選択する必要があります。当社グループは今後の技術進展や経済合理性を踏まえて、お客さま先を含めたサプライチェーン全体でカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを推進していきます。

脱炭素社会における都市ガスの役割
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熱の低・脱炭素化への貢献
CO2排出量が大きい産業用の高温熱分野では、技術面や経済面の理由から、多くが石炭や石油を利用されています。これらの分野において、天然ガスや、将来的にはカーボンニュートラルメタンを活用することにより確実なCO2排出削減、カーボンニュートラル化の実現に貢献することができると考えています。
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再生可能エネルギーと親和性の高い都市ガスシステム
再生可能エネルギーは天候の影響を受けるため、その調整力となるコージェネレーションや燃料電池などの分散型電源とのベストミックスが重要と考えます。デジタル技術の活用により分散型電源をアグリゲートすることで仮想発電所(バーチャルパワープラント:VPP)を構築し、系統安定化と更なる省エネルギーに貢献します。
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エネルギーレジリエンスの確保
気候変動による自然災害の増加リスク等を踏まえると、エネルギーのレジリエンス確保は引き続き重要な課題です。加えて、カーボンニュートラルの実現には様々なイノベーションが必要であることから、複数のエネルギーソースを選択肢に持つ視点も必要であり、都市ガスは今後も重要な役割を担うと考えています。
カーボンニュートラル実現に向けた
ロードマップ
当社グループは、既にメタネーションの研究開発や再生可能エネルギーの普及拡大に取り組んでおり、今後は中長期的なロードマップに沿ってさらに活動を加速させます。
Daigasグループの取り組み
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脱炭素技術の実用化には長い期間を要し、実用化後も脱炭素社会への転換のためには多大なコストがかかります。これを低減するためには、脱炭素技術が確立するまでの確実なCO2排出量削減が重要です。
当社グループは、これまで進めてきた省エネ設備・機器の開発、お客さま先での提案・導入、天然ガスへの転換、デジタル技術を活用したエネルギーマネジメントなどを、今後さらに推進していきます。 -
カーボンニュートラル実現に向けては、再生可能エネルギーの最大活用に加え、電力システムの強化を踏まえた対応が欠かせません。一方で、今後の人口減少局面においては、社会コスト低減やエネルギーレジリエンス担保のために、既存インフラを活用する視点も必要です。
再生可能エネルギーや水素を活用したメタネーション技術が実用化すれば、既存の都市ガスインフラを有効活用しながら、熱需要のカーボンニュートラル化を面的かつ効率的に進めることができると考えています。▼スワイプでスクロールします
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当社グループは総合エネルギー企業として再生可能エネルギー電源の開発に取り組んでおり、これまで陸上風力や太陽光、バイオマスなど、国内外で約70万kWを開発しています。
カーボンニュートラル実現に向けて再生可能エネルギー電源の開発は今後さらに重要度が増すことから洋上風力・地熱発電といった電源種の拡大やビジネスモデルの拡大等により、さらなる普及推進に努めます。▼スワイプでスクロールします
カーボンニュートラル実現に向けた
様々な連携強化
カーボンリサイクルに関する大規模プロジェクトや、海外サプライチェーンの構築、水素等の利活用など当社グループだけでは解決が難しい課題について、業界内横断、他業種とのアライアンス、行政との連携などにより幅広く推進します。
カーボンリサイクルの推進
■エネルギー事業者に加えて、鉄鋼業界や化学業界など、幅広い産業界のお客さまとのカーボンリサイクルに関する検討を進めます。
■効率的なCO2回収の具体的な方策検討について、産業界のみなさまと連携し検討を進めます。

海外サプライチェーン構築
■海外でカーボンニュートラルメタンを製造し、国内へ輸入することを見据えたサプライチェーン構築に取り組みます。
■プラントメーカーさまや商社さまとのアライアンス、海外からの輸入に向けた行政さまとの制度整備等について連携して進めます。

水素等の利活用
- Daigasグループの
サステナビリティ -
トップコミットメント
サステナビリティへの取り組み
活動トピックスと指標に
対する実績 トランジション
ファイナンス- Daigasグループの価値観と
サステナビリティ推進体制 -
Daigasグループの理念体系
Daigasグループ企業行動憲章と
マネジメント方針 Daigasグループ企業行動基準 サステナビリティ推進体制と
マネジメント ステークホルダー
エンゲージメント 参加イニシアチブ 外部からの評価・表彰
- サステナビリティ経営と
価値創造プロセス -
Daigasグループの
価値創造プロセス 長期経営ビジョン2030/
中期経営計画2023 中期経営計画2023 Daigasグループ カーボン
ニュートラルビジョン
- 優先的な取り組み
(マテリアリティ) -
Daigasグループのマテリアリティ
マテリアリティの見直しサイクル
お客さま価値の創造(憲章Ⅰ)
環境との調和と持続可能な
社会への貢献(憲章Ⅱ) 社会とのコミュニケーションと
社会貢献(憲章Ⅲ) 人権の尊重(憲章Ⅳ) コンプライアンスの推進
(憲章Ⅴ) 人間成長を目指した企業経営
(憲章Ⅵ)
- コーポレート・ガバナンス
- コーポレート・ガバナンス リスクマネジメント コンプライアンス 社外取締役メッセージ
- バリューチェーンと
サステナビリティ -
バリューチェーンと
ステークホルダーへの配慮 主なエネルギーバリュー
チェーンが社会に与える影響と
サステナビリティの取り組み
- DaigasグループとSDGs
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特集:ミライ価値の共創
Daigasグループ カーボンニュート
ラル実現に向けた取り組み 特集バックナンバー
- Daigasグループの価値観と
- 2021年度
サステナビリティ活動報告 -
- お客さま価値の創造(憲章Ⅰ)
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憲章Ⅰ インデックス
お客さまの価値創造に対する
マネジメント 安心・安全1 調達段階 安心・安全2 製造段階 安心・安全3 供給段階 安心・安全4 消費段階 お客さまの声を生かす取り組み 新たな価値提案
- 環境との調和と持続可能な
社会への貢献(憲章Ⅱ) -
憲章Ⅱ インデックス
環境との調和と持続可能な
社会への貢献に対する
マネジメント 環境経営 ‐環境マネジメント‐ 環境経営 -指標・目標と実績- 気候変動への取り組み
‐リスクと機会の認識と対応‐ 気候変動への取り組み
‐CO2排出量削減効果の評価‐ 気候変動への取り組み
‐事業活動でのCO2削減貢献‐ 気候変動への取り組み
‐お客さま先のCO2削減貢献‐ 資源循環に向けた取り組み 生物多様性への取り組み 環境技術への取り組み 環境リスク低減への取り組み グリーン購買の促進 環境コミュニケーション
- 社会とのコミュニケーション
と社会貢献(憲章Ⅲ) -
憲章Ⅲ インデックス
社会とのコミュニケーションと
社会貢献に対するマネジメント 地域コミュニティとの共生 企業ボランティア活動
「“小さな灯”運動」 社会貢献活動 財団活動
- 人権の尊重(憲章Ⅳ)
- 憲章Ⅳ インデックス 人権の尊重に対するマネジメント 人権デュー・ディリジェンス 人権啓発への取り組み
- コンプライアンスの推進
(憲章Ⅴ) -
憲章Ⅴ インデックス
コンプライアンスの推進に
対するマネジメント コンプライアンスの推進 個人情報保護の取り組み 情報セキュリティ お取引先の方などからの
相談・報告
- 人間成長を目指した
企業経営(憲章Ⅵ) -
憲章Ⅵ インデックス
人間成長を目指した企業経営に
対するマネジメント 雇用 多様性の受容 ワーク・ライフ・バランス 人材育成と処遇 従業員と会社の
コミュニケーション 安全衛生
- ガイダンス・ガイドライン
対照表とESGデータ -
ガイドライン対照表
- ESGデータ集
- 環境パフォーマンスデータ 社会データ ガバナンスデータ