未経験の壁を越える
脱炭素・系統用蓄電池事業への挑戦
角田 裕樹
電力事業部 電力事業開発部 蓄電池事業チーム
2023年度入社
電力会社での企画・人事、EVバッテリーメーカーの人事を経て、大阪ガスへ入社。現在は電力事業開発部にて、未経験ながら系統用蓄電池事業の立ち上げや運営支援に携わっている。
Unlock Potential
【現在の仕事】
脱炭素の切り札「系統用蓄電池」の普及に貢献する
任されている業務やミッションについて教えてください。
私が現在担当しているのは、電力事業の中でも「系統用蓄電池」という、大型の蓄電池事業です。イメージとしては、貨物列車に載っているようなコンテナが、平らな広い土地に複数台ずらっと並んでいるような規模感です。
この巨大な蓄電池を電力系統(送電線など)につなぐことで、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。太陽光や風力は天候によって発電量が大きく変動するため、需要に合わせた調整が必要になります。そこで蓄電池が充電・放電することにより、電力のバランスをとる役割を果たしています。再生可能エネルギーで発電したクリーンな電力を有効活用し、電力系統の安定化に貢献するため、蓄電池はまさに「調整力」となる重要な設備なのです。
具体的な業務としては、系統用蓄電池事業のプロジェクト開発・システム開発・技術開発を行うメンバーのサポートや、事業計画の策定、蓄電所を運営するための特別目的会社(SPC)の運営支援、プレスリリースなどのPR資料作成などを行っています。前職での企画や人事の経験も活かしつつ、スタッフとしてプロジェクトやチームを縁の下で支えています。
【働く環境】
全員攻撃・全員守備の筋肉質な組織運営を可能にするフラットな企業文化
組織の雰囲気について教えてください。
大阪ガスに入って一番驚いたのは、組織のエンゲージメントの高さとフラットさです。いわゆる「縦割りの文化」のある企業では、他部署に業務を依頼する際に「誰に何をどこまで依頼するのか」事前に許可を得る必要があり、調整に時間を要することも多々ありました。
しかし、ここでは部門間の壁や役職の階層が少なく、年齢や立場に関わらず皆が前向きで、素直に「相談できる・頼れる」文化があります。誰かに相談しても「なんで私がやらないといけないの?」といったネガティブな反応はなく、全員が仕事を自分事として捉え、スピーディーに打ち返してくれます。隣の人が何をやっているかも把握し合い、一般的な縦割り組織では数人がかりで担当するような広い領域を一人ひとりが把握しながら、「全員攻撃・全員守備」でゴールに向かう。メンバーの当事者意識が高く、少数精鋭で筋肉質な組織だと感じています。心理的安全性が高く、前向きに仕事に取り組める風通しの良い環境は、非常に働きやすいです。また、人材の多様性という意味では、蓄電池事業を法務の観点からサポートしてくれるメンバーが、私と同じくキャリア入社の方(2024年度入社)であるなど、バックグラウンドが異なる者同士でシナジーを生み出し、事業に貢献していけるのも面白さの一つと感じます。
【ワークライフバランス】
成果重視だからこそ実現できる、子育てと両立可能な柔軟な働き方
仕事とプライベートとの両立はできていますか?
私は子供が二人いますが、朝は娘を幼稚園に送ってから遅めに出社するなど、自分の裁量で柔軟に働けています。在宅勤務も有効に活用しており、上司への報連相がきちんとできていれば働き方は個人にある程度任されている印象です。子育て世代の同僚も多く、夕方に早く帰宅して子供を寝かしつけてから仕事を再開するメンバーもおり、仕事と家庭を両立できるありがたい環境ですね。
大阪ガスの働き方について教えてください。
働き方に関しては、これまで経験した3社の中で一番メリハリが効いていると感じます。仕事の密度は高いですが、終業時間はしっかりとコントロールされています。例えば原則20時退社といったルールが機能していて、忙しくてもダラダラと夜遅くまで残るような雰囲気はありません。
【今後のキャリア】
次なる目標は「脱炭素」と「組織づくり」自分らしいキャリアをこの場所で
ご自身のキャリアについて、どのような目標を持っていますか?
まずは、「2030年度までに蓄電池運用規模100万kW」などの目標達成に向けて、足元の事業で最大限貢献していくことです。再生可能エネルギーの発電量が増えても、蓄電池がなければ活用がしづらい現状があります。理想を言えば、需要を賄えるだけの太陽光・風力等の発電量と、それを自在に充放電できる蓄電池があれば、カーボンフリーとされる電力で社会が満たされる未来も見えてきます。今後、データセンターやAIによる電力需要も増える中で、蓄電池の果たす役割はますます拡大していくと思いますし、成長領域でチャレンジできるのは非常にありがたいです。
そして中長期的には、やはり私のキャリアの軸である「人事・組織づくり」に関わっていきたいという思いがあります。学生時代、インターンシップで出会った人事の方に憧れて以来、人事として人を育てたり組織を良くしたりすることへの関心はずっと持ち続けています。これまでもキャリア採用の選考やインターンシップの受け入れなどに関わらせてもらっていますが、ゆくゆくは事業部内やグループ全体の人事的な役割にもまた挑戦していきたいです。
My Unlock Episode管理部門から事業開発へ 未経験の壁を「仕組み化」という強みで乗り越える
これまでのキャリアは管理間接部門が中心で、事業開発や社外パートナーとの協業の経験がなかったため、入社して最初の一年は非常に苦労しました。入社当初は知識や経験が足りず、他社との交渉の場でも回答に詰まってしまうなど不安やストレスもありました。
そこで私は、長く業界に携わる先輩にも聞きながら、自分のように新しく入ってくるメンバーが躓かないよう、用語集やマニュアルを作り情報を整理したり、新しく導入されるチャットツールや生成AI活用方法などのレクチャーをしたりと、“仕組み化”の面でも貢献できるよう心がけました。その結果、チーム全体のパフォーマンス向上に寄与できたと感じています。未経験からの挑戦であっても、「越境」して新たな知識やスキルを習得し、これまでのキャリアで培った専門性やポータブルスキルも活かせる柔軟さが、大阪ガスで働く環境の魅力です。