「とりあえずよろしく」で挑んだ、
米国の荒野開拓
村松 洸太朗
経営企画本部 財務部 連結管理チーム
2019年度入社
メーカーでの経理職を経て、約6年前に大阪ガスへ入社。財務部で米国担当を経験した後、米国テキサス州ヒューストンへ駐在し、現地組織の構築や新規事業支援に従事。現在は本社にて、グループ全体の連結決算や税務を担っている。
Unlock Potential
【現在の仕事】
「Daigasグループ全体としての成績表」を作り上げ社内外に発信
現在任されている業務やミッションについて教えてください。
私たちのチームは、大阪ガス単体だけでなく、国内外を含めたDaigasグループ全体の連結決算や税務申告などの業務を担当しています。
単にお金の計算をするだけではなく、各グループ会社から上がってくる経営成績を、「財務諸表」という形で取りまとめます。バラバラに存在する各社の数字を一つに統合し、「Daigasグループ全体としての成績表」として作り上げ、それを社内外に向けて発信していく。いわば、グループ全体のお金の動きを統括し、一つの会社であるかのようにとりまとめて提示する、そんな役割を担っています。
扱う金額の規模も大きいですし、何よりグループ全体の姿を数字で可視化する重要なポジションです。前職のメーカーでも経理を担当していましたが、事業部門に近い場所での業務でしたので、本社機能としてグループ全体を俯瞰する今の仕事は、規模感も扱う金額も前職とは桁が違うと感じています。
【転職の背景】
「国内中心」から「海外拡大」への変革期
入社を決めた理由は何ですか?
私が大阪ガスに入社したのは6年ほど前です。転職活動をしていた当時、私は関西を拠点にしつつ、海外事業にも携われる環境を探していました。
決め手となったのは、会社のホームページに掲載されていた長期経営計画です。そこには「これから海外事業を積極的に伸ばしていく」というビジョンが明確に描かれていました。当時はまだ国内事業の比率が高かったのですが、それを将来的に大きく変えていくという挑戦的な目標を掲げていました。
当時、大手メーカーなども考えていましたが、多くはすでに海外事業が成熟していて、大阪ガスのように「これからやっていくぞ」という会社は意外と少なかったため、これから事業を拡大していく成長局面で、自分の経験を活かして貢献できたら面白いのではないか、そう思って入社を決めました。
【やりがい・成長】
マネジメントの観点でも一皮むけた海外でのチーム作り
入社後どのような業務に携わりましたか?
入社してすぐ、私は米国・テキサス州ヒューストンへの駐在を経験しました。駐在中の大きなミッションは、組織作りでした。赴任当初は少人数のチームでしたが、徐々に現地のローカルスタッフを採用し、最終的には11人規模まで拡大しました。自分自身が実務を回すだけでなく、それを現地スタッフに引き継ぎ、彼らだけで自走できるような組織体制を構築することが私のミッションでした。
苦労した点、成長した点を教えてください。
言語も文化も異なる人たちが、課題設定や課題解決に至るゴールまでのイメージを具体的に持って動けるようにするのは、想像以上に難しいことでした。日本のように「1言えば10動いてくれる」ことはありません。なぜこれをやる必要があるのか、具体的にどう進めるのか、伝える内容も人によって変える必要があります。「丁寧に細かく説明したほうがいい人」「あまり言われるのが好きではない人」と相手の個性を見極めてコミュニケーションの方法も変えました。仕事だけでなく、家族の話などのプライベートな会話も大切にして信頼関係を築き、彼らが納得して動けるように心を砕きました。
このような腐心した経験は、財務という専門性を活かすだけでなく、マネジメントの観点でも一皮むけたと感じています。
【働く環境/今後のキャリア】
成長したい人にとっては、間違いなく良い環境
海外勤務に興味がある方へのメッセージはありますか?
大阪ガスのイメージが「国内の堅いインフラ企業」と感じている方は多いと思います。私自身もそうでしたが、実際に入ってみると海外事業のフィールドが広がっている会社でした。上下関係も厳しくなく、キャリア入社でも自由に意見が言える柔軟な社風を持っています。
大阪ガスの魅力を教えてください。
大阪ガスの面白さは、とにかく“任せられる範囲が広い”ことだと思います。海外拠点では特にその傾向が強く、年次に関係なく裁量が大きい。「とりあえずよろしく」と任される裁量の大きさが魅力です。誰も頼れる人がいない状況で、自分でなんとかするしかない。最初は辛いこともあり、プレッシャーは大きかったですが、その分だけ得られる経験の幅がとても広い。成長したい人にとっては、間違いなく良い環境だと思います。
どのような人が活躍できるでしょうか。
当社では今、海外のフィールドが本当に広がっています。会計や税務といった専門性を持ち、それを武器に海外事業の成長に貢献したい、また個人としても大きく成長したいという思いがある方には、間違いなくフィットする環境だと思います。
これからは、私が現地で得た経験を本社に還元し、次に海外へ挑戦する人たちにバトンを繋いでいきたいと考えています。そしてチャンスがあれば、また海外の拠点での業務にも携わりたいと思っています。
My Unlock Episode手探りでの基盤作り 荒野での奮闘で掴んだもの
面接の段階から言われていたので覚悟はしていましたが、実際に行ってみると想像以上に大変な環境でした。当時の現地法人は、再生可能エネルギー事業をこれから立ち上げる時期で、本社のように業務フローが整っているわけでもなく、マニュアルがあるわけでもない、まさに「荒野にポツンとある」状態でした。
社内に知見を持っている人がいない中、スキームも複雑で、会計や税務の観点ではどう処理すべきか、自分で調べたり外部のコンサルタントにお願いしながら手探りで進めていきました。誰も正解を知らない中で、事業開発のメンバーと一緒に事業の基盤を作っていくというプロセスに関われたことは、非常に貴重な経験ができたと感じています。