人間成長を目指した企業経営
(憲章Ⅵ)
「Daigasグループ企業行動憲章」を体現し、サステナブルな社会の実現に貢献します。
■ 憲章Ⅵのマテリアリティ
企業行動憲章 | マテリアリティ (重要課題) |
ミライ価値 | ミライ価値を実現する取り組み | 指標 | 目標 | 2021年度 実績 |
達成 年度 |
|
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Ⅵ | 人間成長を 目指した 企業経営 |
従業員エンゲージメント | ミライ価値の実現を支える基盤 | 働きがいのある職場づくり | 従業員意識調査 | 従業員エンゲージメントの維持・向上 | 設計・実施完了 | 2030 |
従業員の能力開発 | 従業員1人当たりの年間研修時間 | 人材育成・環境の整備 |
28.6時間/人 e-ラーニング※ (保安、情報セキュリティ、環境等)の受講時間: 4.50時間/人 |
2030 | ||||
ダイバーシティ&インクルージョン | ダイバーシティ&インクルージョンの実現 | 女性の役員比率・管理職昇格比率・総合職採用比率 |
役員比率: 20%以上 管理職昇格比率: 30%以上 総合職採用比率: 30%以上の継続 |
役員比率: 13.3% 管理職昇格比率: 6.3% 総合職採用比率: 28.1% |
2030 |
- ※一部派遣社員、アルバイト含む
従業員エンゲージメント(2021年度)
マテリアリティ指標について
マネジメント手法
重要であると考える理由
Daigasグループでは「Daigasグループ企業理念」においてグループの宣言として、「お客さま価値」の創造を第一に、「社会価値」「株主さま価値」「従業員価値」の創造につなげるとしています。人的・知的資本は「価値創造の源泉」であり、やりがいをもって仕事に挑戦できる職場風土の醸成とそれらを推進するより良い施策を講じることが重要と考えます。
バウンダリー
組織内
管理の仕組みと評価
指標(GRIスタンダード対応指標:該当なし(一般開示事項 102-43))
働きがいのある職場づくり(従業員意識調査)
方針
仕事を通じて人間的成長を図ることができる企業を目指し、従業員の個性と自主性を尊重した人事制度の充実ならびに、従業員の安全の確保と健康な心身の維持向上や多様な人材が活躍できる基盤づくりに努めています。
〈国際・国内基準等〉
- ・国連グローバル・コンパクト
- ・労働基準法
- ・次世代育成支援対策推進法
- ・女性活躍推進法
〈社内方針・基準等〉
- ・Daigasグループ企業行動基準
- ・Daigasグループダイバーシティ推進方針
- ・Daigasグループ人権方針
体制
「従業員の能力開発」の体制に加えて、労働災害の防止、健康の保持増進について施策の検討と情報の共有化を図るため、「Daigasグループ安全健康会議」を設置しています。
■ Daigasグループの安全健康活動の推進体制

評価
2021年度は、大阪ガスで従来実施してきた意識調査の内容を見直し、グループ全体での従業員エンゲージメントが把握できるよう、新たな「従業員意識調査」を設計し、調査を実施しました。2022年度以降は「従業員意識調査」を毎年実施し、総合4指標(総合満足度、ロイヤリティ、勤続意思、推奨意向)を評価指標に設定し、継続的に従業員エンゲージメントを測定していきます。
マテリアリティに関連する具体的な取り組み
2021年度に実施した試行調査は、大阪ガスでは社員5,967人が回答し、回答率は93.2%、関係会社では従業員6,322人が回答し、回答率は93.2%でした。会社に対する現時点の満足度を表す「総合満足度」、会社への愛着度を表す「ロイヤリティ」、当社で働き続ける意思を表す「勤続意思」、友人や知人への会社の推奨度を表す「推奨意向」の4指標を評価指標とし、大阪ガス、関係会社において世間水準よりも高いことを確認しました。意識調査結果は年代別や組織別等の分析を行い、把握した課題への対策を進めています。
従業員の能力開発(2021年度)
マテリアリティ指標について
マネジメント手法
重要であると考える理由
Daigasグループでは「Daigasグループ企業理念」においてグループの宣言として、「お客さま価値」の創造を第一に、「社会価値」「株主さま価値」「従業員価値」の創造につなげるとしています。人的・知的資本は「価値創造の源泉」と考えており、当社グループ「長期経営ビジョン2030」においても「働き方改革の推進と人材育成」を掲げています。個々の能力開発に向けた多様な教育プログラムの提供により、急速に変化するビジネス環境においても活躍できる人材の育成を重要視しています。
バウンダリー
組織内
管理の仕組みと評価
指標(GRIスタンダード対応指標:404-1)
働きがいのある職場づくり(従業員1人当たりの年間平均研修時間)
方針
「Daigasグループ企業行動基準」を策定し、安心して働ける職場づくりを掲げ、多様な人材が能力を発揮できるように従業員の個性を尊重し、キャリア形成や能力開発に取り組んでいます。
〈国際・国内基準等〉
- ・国連グローバル・コンパクト
- ・次世代育成支援対策推進法
- ・女性活躍推進法
〈社内方針・基準等〉
- ・Daigasグループ企業行動基準
- ・Daigasグループダイバーシティ推進方針
体制
大阪ガスでは、全ての従業員に育成管理者である上司との面談を通じて「役割」と「期待」を明示し、育成コースを従業員自らがコースエントリーを行う人事制度を導入しています。育成コース別の研修体系に加え、若年層・中堅社員層・マネジメント層等の各階層別の各種研修プログラムや、自己選択型研修を充実させるなど、役職や職種に応じた多彩な研修を実施しています。さらに、グローバルに活躍できる人材を育成するため、海外派遣や海外ビジネストレーニングを実施しています。
■ 人材育成体制
人事部 | 全社共通要素の育成を主導 | |
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各組織 | 組織固有要素(業務専門性、資格取得等)の育成を主導 | |
上司 | 育成責任者 | |
新人指導員(PTA) | 入社から3年間の育成推進者 | |
組織総務 | 育成状況の確認とサポート |
評価
従業員の能力開発については、目標管理制度(MBO)に基づき、上司との面談等によって定期的にフォローと評価を行い、各自の自発的な成長意欲・動機づくりと将来の育成計画に役立てています。2021年度の従業員1人あたりの年間平均研修時間については、下記のとおりです。
- ・ 従業員1人当たりの年間平均研修時間:28.6時間/人
- ・ e-ラーニング(保安、情報セキュリティ、環境等)の受講時間:4.50時間/人
- 受講者数:5,226人/講座
- ※一部派遣社員、アルバイト含む
マテリアリティに関連する具体的な取り組み
2021年度も引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響により各研修の実施方法を見直しました。オンライン研修でも十分な成果を発揮するため、研修企画・運営の最適化を進め、急速に変化するビジネス環境に対応できる人材育成を行っています。また、DX人材の育成を目指したe-ラーニングも開始しました。
ダイバーシティ&インクルージョン(2021年度)
マテリアリティ指標について
マネジメント手法
重要であると考える理由
ビジネスフィールド拡大に向けて、誰もが活躍できる環境基盤としてダイバーシティの推進が重要と考えます。「Daigasグループダイバーシティ推進方針」に基づき、性別・年齢・障がいの有無・国籍など多様な属性を持つメンバーで自由闊達な議論ができる環境の整備とともに、誰もが能力を発揮できる会社や組織に変革していくことが不可欠です。
バウンダリー
組織内
管理の仕組みと評価
指標(GRIスタンダード対応指標:405-1)
ダイバーシティ&インクルージョンの実現(女性の役員比率・管理職昇格比率・総合職採用比率)
方針
「Daigasグループダイバーシティ推進方針」を策定し、多様な人材が差別されることなく尊重しあい承認することで多様な価値観を受容できる企業グループを目指し、新しい価値を生み出せる強靭な組織づくりに努めています。
〈国際・国内基準等〉
- ・国連グローバル・コンパクト
- ・次世代育成支援対策推進法
- ・女性活躍推進法
〈社内方針・基準等〉
- ・Daigasグループ企業行動基準
- ・Daigasグループダイバーシティ推進方針
- ・Daigasグループ人権方針
体制
ダイバーシティと機会均等については、国連グローバル・コンパクトや各法令、「Daigasグループダイバーシティ推進方針」に則り、採用・人材育成・職場環境の整備等、各組織があらゆる機会において取り組んでいます。
評価
大阪ガスでは、2030年に掲げた各目標達成に向け、女性活躍の取り組みを推進しています。2021年度については、各層における取り組み結果の評価や面談等での意見を反映し、各施策への反映に努めました。
2021年度の女性役員比率は13.3%、総合職の管理職昇格者に占める女性比率は6.3%、総合職採用人数に占める女性比率は28.1%でした。
マテリアリティに関連する具体的な取り組み
当社グループでは、性別、年齢、障がいの有無、国籍、雇用形態、ライフスタイル、宗教、性的指向/性自認などに関わらず、多様な人材が活躍できる環境の整備を推進しています。
なお、大阪ガスが実施している下記の主な施策が評価され、2021年度「なでしこ銘柄」に選定されました。
■ ダイバーシティ推進の主な施策
1.キャリア教育の実施(仕事と育児の両立を含む)
2.ライフイベントがキャリアの途絶とならないための環境整備
3.女性の学生向けの採用活動を強化
- ※ 男性の育児参画も女性活躍の風土醸成の一環と捉え、1のうち育児関連施策および2は男女共に対象としています。
- Daigasグループの
サステナビリティ -
トップコミットメント
サステナビリティへの取り組み
活動トピックスと指標に
対する実績 トランジション
ファイナンス- Daigasグループの価値観と
サステナビリティ推進体制 -
Daigasグループの理念体系
Daigasグループ企業行動憲章と
マネジメント方針 Daigasグループ企業行動基準 サステナビリティ推進体制と
マネジメント ステークホルダー
エンゲージメント 参加イニシアチブ 外部からの評価・表彰
- サステナビリティ経営と
価値創造プロセス -
Daigasグループの
価値創造プロセス 長期経営ビジョン2030/
中期経営計画2023 中期経営計画2023 Daigasグループ カーボン
ニュートラルビジョン
- 優先的な取り組み
(マテリアリティ) -
Daigasグループのマテリアリティ
マテリアリティの見直しサイクル
お客さま価値の創造(憲章Ⅰ)
環境との調和と持続可能な
社会への貢献(憲章Ⅱ) 社会とのコミュニケーションと
社会貢献(憲章Ⅲ) 人権の尊重(憲章Ⅳ) コンプライアンスの推進
(憲章Ⅴ) 人間成長を目指した企業経営
(憲章Ⅵ)
- コーポレート・ガバナンス
- コーポレート・ガバナンス リスクマネジメント コンプライアンス 社外取締役メッセージ
- バリューチェーンと
サステナビリティ -
バリューチェーンと
ステークホルダーへの配慮 主なエネルギーバリュー
チェーンが社会に与える影響と
サステナビリティの取り組み
- DaigasグループとSDGs
-
特集:ミライ価値の共創
Daigasグループ カーボンニュート
ラル実現に向けた取り組み 特集バックナンバー
- Daigasグループの価値観と
- 2021年度
サステナビリティ活動報告 -
- お客さま価値の創造(憲章Ⅰ)
-
憲章Ⅰ インデックス
お客さまの価値創造に対する
マネジメント 安心・安全1 調達段階 安心・安全2 製造段階 安心・安全3 供給段階 安心・安全4 消費段階 お客さまの声を生かす取り組み 新たな価値提案
- 環境との調和と持続可能な
社会への貢献(憲章Ⅱ) -
憲章Ⅱ インデックス
環境との調和と持続可能な
社会への貢献に対する
マネジメント 環境経営 ‐環境マネジメント‐ 環境経営 -指標・目標と実績- 気候変動への取り組み
‐リスクと機会の認識と対応‐ 気候変動への取り組み
‐CO2排出量削減効果の評価‐ 気候変動への取り組み
‐事業活動でのCO2削減貢献‐ 気候変動への取り組み
‐お客さま先のCO2削減貢献‐ 資源循環に向けた取り組み 生物多様性への取り組み 環境技術への取り組み 環境リスク低減への取り組み グリーン購買の促進 環境コミュニケーション
- 社会とのコミュニケーション
と社会貢献(憲章Ⅲ) -
憲章Ⅲ インデックス
社会とのコミュニケーションと
社会貢献に対するマネジメント 地域コミュニティとの共生 企業ボランティア活動
「“小さな灯”運動」 社会貢献活動 財団活動
- 人権の尊重(憲章Ⅳ)
- 憲章Ⅳ インデックス 人権の尊重に対するマネジメント 人権デュー・ディリジェンス 人権啓発への取り組み
- コンプライアンスの推進
(憲章Ⅴ) -
憲章Ⅴ インデックス
コンプライアンスの推進に
対するマネジメント コンプライアンスの推進 個人情報保護の取り組み 情報セキュリティ お取引先の方などからの
相談・報告
- 人間成長を目指した
企業経営(憲章Ⅵ) -
憲章Ⅵ インデックス
人間成長を目指した企業経営に
対するマネジメント 雇用 多様性の受容 ワーク・ライフ・バランス 人材育成と処遇 従業員と会社の
コミュニケーション 安全衛生
- ガイダンス・ガイドライン
対照表とESGデータ -
ガイドライン対照表
- ESGデータ集
- 環境パフォーマンスデータ 社会データ ガバナンスデータ