多様性の受容
- 特定したマテリアリティ
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ダイバーシティと機会均等
405-1
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取り組みの背景・考え方
Daigasグループは、企業価値の向上を目指すために、会社や組織を性別・年齢・障がいの有無・国籍など多様な属性を持つメンバーで構成し、自由闊達 に議論できる環境を整えるダイバーシティの推進が不可欠であると認識し、「Daigasグループダイバーシティ推進方針」を定めています。当社グループは、多様な人材が差別されることなく尊重し合い承認され、やりがいが感じられる企業グループを目指しています。
女性社員の活躍推進
大阪ガスでは、今後国内の労働人口が減少していくことが予想されるなか、多様な価値観を受け入れることが重要と考え、女性が能力を発揮して活躍できる職場環境づくりに努めています。本人の適性や希望も踏まえ、多様な職場において女性社員が活躍しています。「Daigasグループダイバーシティ推進方針」を2021年度に改定し、2030年度までに女性の役員比率を20%以上、総合職の管理職昇格者に占める女性比率※を30%以上、総合職採用人数に占める女性比率30%以上の継続を数値目標に掲げ、様々な取り組みや各種制度の拡充を進めていきます。仕事と生活の調和を図るワーク・ライフ・バランスに対する各種取り組みや、キャリア形成に関する施策を進めてきた成果により女性管理職比率は着実に増え、2021年度は、女性活躍推進法に基づき、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業として厚生労働大臣より「えるぼし」(最高位)の認定や、女性が働き続けるための環境整備を含め、女性人材の活用を積極的に進めている上場企業として東京証券取引所・経済産業省より「なでしこ銘柄」に選定されました。
なお、年金積立金管理運用(独)(GPIF)が採用する日本株のESG投資インデックス「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」にも選定されています。
また、多様な人材の活躍支援としては、2018年度には、任意団体「work with Pride」が策定した日本初のLGBT等に関する企業等の取り組み評価指標である「PRIDE指標」で、ガス事業者としては初めてゴールドを受賞しました。
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※ 総合職の管理職昇格者に占める女性比率
その年度の総合職社員の管理職への昇格者に占める女性の昇格者の比率
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PRIDE指標でゴールド受賞
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「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」
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なでしこ銘柄
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えるぼしで最高位である
3段階目を取得
- ※ 大阪ガスのMSCIインデックスへの採用、および、MSCIロゴ、商標およびインデックス名の使用に際し、MSCIやその関係会社は大阪ガスへの資金提供や保証あるいは販売促進を行うものではありません。MSCIインデックスの排他的独占所有権はMSCIにあります。MSCI、MSCIインデックスの名称およびロゴはMSCIまたはその関係会社の商標です
■ 大阪ガスの女性管理職比率※の推移
・2020年度までに女性管理職5%以上を目標として達成。
- ※ マネジャー以上の職位に占める女性比率(単体)
2004年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
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女性管理職比率 | 0.3 | 2.3 | 2.7 | 3.8 | 3.4 | 3.5 | 5.0 |
・2021年度より指標を新たに「2030年度までに管理職昇格者に占める女性比率30%以上(管理職を「管理職相当」とし、大阪ガス出向社員を含む)」と設定し取り組みを進めていきます。
2021年度 | |
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管理職昇格者に占める女性比率※1 | 6.3 |
女性管理職比率※2 | 4.2 |
- ※1 総合職の管理職昇格者に占める女性比率:その年度の総合職社員の管理職への昇格者に占める女性の昇格者の比率(出向者含む)
- ※2 女性管理職比率は単体から出向者を含む全社員へと対象を変更
■ 2021年度の主な取り組み
2021年度の主な取り組み | |||
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採用 | 女子学生セミナー・リケジョセミナーの開催 | ||
小冊子 | 女性キャリアの掲載 | ||
育成 | 異動登用 | 事業部と現場課題についてのヒアリング、およびキャリアプラン(人事計画)を基にした、登用 | |
キャリア教育 | メンタリング・プログラム※ | キャリアデザイン研修 | |
女性キャリア座談会(社内のロールモデルとの接点強化) | |||
若手研修時の面談(新入社員、配属後、3年後) | |||
NPO法人J-WIN派遣(管理職候補への次のステップの明示) | |||
上司向け | 新任・既任管理者研修 | ||
ダイバーシティ推進フォーラム(有識者講演およびワークショップ)開催 | |||
女性向け各種研修に上司の同席 | |||
環境 | 育児 (対象者には男性も含む) |
「育児ランチケーション」を開催 | |
育児勤務者研修×上司フォーラムの開催 | |||
休業者、復職者のイントラでのネットワーキング | |||
育児休業者懇談会の開催 | |||
男性向け仕事・育児の両立セミナーを開催(ダイバーシティ西日本勉強会) | |||
風土 | メールニュース、社内Web広報誌の継続配信による情報提供 | ||
「効率的な働き方推進」の継続実施 |
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※ メンタリング・プログラム
ライフイベント前後や管理職手前の女性社員が、経験豊富なメンターから直接指導を受けて、人脈やキャリア意識を醸成する機会を提供するプログラム
計画期間:2021年4月1日~2031年3月31日
新任管理者研修の実施
大阪ガスでは新任管理者研修の一部としてダイバーシティ研修を行っています。
■ 新任管理者研修の受講者数
2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
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グループ(人)※ | 138 | 171 | 156 | 176 | 163 |
内 大阪ガス(人) | 63 | 98 | 77 | 46 | 36 |
-
※ グループ
連結対象会社
■ メンタリング・プログラム受講者数
2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |
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大阪ガス(人) | 24 | 22 | 12 | 17 | 19 |
障がい者の就労環境整備
障がい者の雇用
大阪ガスでは、障がい者の雇用に積極的に取り組み、障がい者雇用率は2022年6月には2.45%と、法定雇用率(2.3%)を上回っています。なお、対象となるグループ会社33社のうち、大阪ガスを含めた16社が法定雇用率を達成しています。
■ 大阪ガスの障がい者雇用率

高齢者の就労環境整備
再雇用嘱託制度の運用
大阪ガスでは、定年退職者を対象に「再雇用嘱託制度」を導入し、社内公募制によって希望者と職務のマッチングを行っています。Daigasグループ各社でも定年退職後の社員向けの再雇用制度を整備しています。
セカンドライフ支援
大阪ガスでは、多様化するセカンドライフのニーズに応えるため「キャリアデザインセンター」を設置し、45歳時と53歳時に社員に対する「キャリアガイダンス(研修)およびキャリア開発面談」を実施しています。
研修では、社内外を取り巻く環境や各種制度の説明のほか、自分史の振り返りやグループ討議を通じた価値観、やりがい等の内的キャリアの探索を行い、自分らしいキャリアプランの構築を促します。研修受講後は本人が記入した「進路調査表」に基づいて社内キャリアカウンセラーと1対1で話し合う面談を実施し、面談者数は年間で約240人(2021年度)です。
54歳時にはパートナーとともに参加できる「ナイスライフセミナー」も開催し、定年後のライフプランに関する諸制度について説明しています。
- Daigasグループの
サステナビリティ -
トップコミットメント
サステナビリティへの取り組み
活動トピックスと指標に
対する実績 トランジション
ファイナンス- Daigasグループの価値観と
サステナビリティ推進体制 -
Daigasグループの理念体系
Daigasグループ企業行動憲章と
マネジメント方針 Daigasグループ企業行動基準 サステナビリティ推進体制と
マネジメント ステークホルダー
エンゲージメント 参加イニシアチブ 外部からの評価・表彰
- サステナビリティ経営と
価値創造プロセス -
Daigasグループの
価値創造プロセス 長期経営ビジョン2030/
中期経営計画2023 中期経営計画2023 Daigasグループ カーボン
ニュートラルビジョン
- 優先的な取り組み
(マテリアリティ) -
Daigasグループのマテリアリティ
マテリアリティの見直しサイクル
お客さま価値の創造(憲章Ⅰ)
環境との調和と持続可能な
社会への貢献(憲章Ⅱ) 社会とのコミュニケーションと
社会貢献(憲章Ⅲ) 人権の尊重(憲章Ⅳ) コンプライアンスの推進
(憲章Ⅴ) 人間成長を目指した企業経営
(憲章Ⅵ)
- コーポレート・ガバナンス
- コーポレート・ガバナンス リスクマネジメント コンプライアンス 社外取締役メッセージ
- バリューチェーンと
サステナビリティ -
バリューチェーンと
ステークホルダーへの配慮 主なエネルギーバリュー
チェーンが社会に与える影響と
サステナビリティの取り組み
- DaigasグループとSDGs
-
特集:ミライ価値の共創
Daigasグループ カーボンニュート
ラル実現に向けた取り組み 特集バックナンバー
- Daigasグループの価値観と
- 2021年度
サステナビリティ活動報告 -
- お客さま価値の創造(憲章Ⅰ)
-
憲章Ⅰ インデックス
お客さまの価値創造に対する
マネジメント 安心・安全1 調達段階 安心・安全2 製造段階 安心・安全3 供給段階 安心・安全4 消費段階 お客さまの声を生かす取り組み 新たな価値提案
- 環境との調和と持続可能な
社会への貢献(憲章Ⅱ) -
憲章Ⅱ インデックス
環境との調和と持続可能な
社会への貢献に対する
マネジメント 環境経営 ‐環境マネジメント‐ 環境経営 -指標・目標と実績- 気候変動への取り組み
‐リスクと機会の認識と対応‐ 気候変動への取り組み
‐CO2排出量削減効果の評価‐ 気候変動への取り組み
‐事業活動でのCO2削減貢献‐ 気候変動への取り組み
‐お客さま先のCO2削減貢献‐ 資源循環に向けた取り組み 生物多様性への取り組み 環境技術への取り組み 環境リスク低減への取り組み グリーン購買の促進 環境コミュニケーション
- 社会とのコミュニケーション
と社会貢献(憲章Ⅲ) -
憲章Ⅲ インデックス
社会とのコミュニケーションと
社会貢献に対するマネジメント 地域コミュニティとの共生 企業ボランティア活動
「“小さな灯”運動」 社会貢献活動 財団活動
- 人権の尊重(憲章Ⅳ)
- 憲章Ⅳ インデックス 人権の尊重に対するマネジメント 人権デュー・ディリジェンス 人権啓発への取り組み
- コンプライアンスの推進
(憲章Ⅴ) -
憲章Ⅴ インデックス
コンプライアンスの推進に
対するマネジメント コンプライアンスの推進 個人情報保護の取り組み 情報セキュリティ お取引先の方などからの
相談・報告
- 人間成長を目指した
企業経営(憲章Ⅵ) -
憲章Ⅵ インデックス
人間成長を目指した企業経営に
対するマネジメント 雇用 多様性の受容 ワーク・ライフ・バランス 人材育成と処遇 従業員と会社の
コミュニケーション 安全衛生
- ガイダンス・ガイドライン
対照表とESGデータ -
ガイドライン対照表
- ESGデータ集
- 環境パフォーマンスデータ 社会データ ガバナンスデータ