Daigas Group 大阪ガスグループは、Daigasグループへ。

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プラントマテリアル

リアルタイムLNG熱量計測システム

開発目的

 今後、受入LNGの多様化が進み、幅広い熱量のLNGを取り扱うことになるため、熱量調整プロセスの重要性がこれまで以上に増すことになります。しかしながら、従来の熱量計では、LNG熱量を計測するためには気化・サンプリングが必要であるため、即応性を必要とする熱量調整制御用には不向きでした。
 これらの背景から、熱調設備の応答性、信頼性向上のため、大阪ガスはLNGを液のままリアルタイムで計測できるコリオリ熱量計の開発を行いました。

測定原理

 LNG密度を計測して、相関性よりLNG熱量を算出します。LNG密度計測には、(株)オーバルのコリオリ密度計(流量計)を活用させてしました。コリオリ密度計は、強制的に振動させているチューブの振動周期が流体の重量によって変化することを利用して密度を計測します。LNG密度からLNG熱量の算出は当社独自の演算式を別置の熱量演算器に組み込んで行っています。

特徴

 本熱量計の特徴は以下の通りです。

  (1) 応答性が速い(約1秒)
  (2) 高精度(±0.5%RD)
  (3) LNGを液のまま計測できる(サンプリングも不要)
  (4) 熱量と流量の同時測定が可能

フィールドテスト

 従来、コリオリ密度計の使用範囲は常温以上の流体に限られていました。2009年から大阪ガス泉北製造所第二工場内でフィールドテストを実施し、得られた結果より極低温流体であるLNGへの適用のための密度補正方法を明確にしました。
 密度補正式と熱量への換算式をソフト機能として実装し、熱量を計測した結果、下図の通り、ガスクロとの最大誤差は0.08MJ/m3Nと非常に高精度で計測することができました。

まとめ

  本熱量計はLNGを液のままリアルタイムで計測できるので、熱量調整制御の応答性、信頼性を向上させることができます。2012年に大阪ガス泉北製造所第二工場の液液熱調設備に実際に導入し、運用を開始しています。

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