大阪ガス株式会社(代表取締役社長CEO:藤原 正隆、以下「大阪ガス」)の100%子会社である姫路天然ガス発電株式会社が運営する「姫路天然ガス発電所(兵庫県姫路市)」において、2026年5月1日に2号機が営業運転を開始しました。これにより、1号機・2号機の営業運転がそろい、2基体制による本格的な運用が可能となりました。これを受け、2026年5月18日に本発電所にて1・2号機の竣工式を開催しました。
本発電所は、発電規模124.52万kW(62.26万kW×2基)を有する、Daigasグループ最大の天然ガス火力発電所です。今回、1・2号機の営業運転がそろったことで、グループの国内火力電源容量は約200万kWから約320万kWへ拡大し、運転中の再生可能エネルギー発電所と合わせた国内の持分電源容量は約470万kWとなります。
また、本発電所は今後、電力の安定供給を担う中核拠点として、Daigasグループの供給基盤の強化に貢献してまいります。
本記事では、竣工式の概要と、本発電所の営業運転開始が持つ意義についてご紹介します。
竣工式を開催、1・2号機のそろい踏みを祝う
竣工式には、ご来賓の行政・地元関係者の皆さま、工事施工会社各社とDaigasグループ各社も含め173名が出席しました。当日は神事による安全祈願の後、テープカットを実施し、発電所建設の完了という節目を共有するとともに、今後の安全・安定操業への決意を新たにしました。
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| 神事により安全を祈願する出席者の様子 |
1・2号機の完成を祝うテープカットの様子 |
コメント
―大阪ガス株式会社 代表取締役社長CEO 藤原 正隆

電力の安定供給を担う中核拠点へ
本発電所は、1号機(2026年1月)に続き、2号機(同年5月)が営業運転を開始したことで、2基体制による本格的な運用が可能となりました。発電規模は124.52万kW(62.26万kW×2基)で、Daigasグループ最大の天然ガス火力発電所となります。
姫路製造所を有する姫路地区はこれまで、都市ガスの供給を担う拠点として重要な役割を果たしてきました。今回、本発電所の1・2号機が営業運転を開始したことで、新たに電力供給の機能も加わり、ガスと電力の双方を支えるエネルギー供給拠点としての役割を担うこととなりました。
また、本発電所は、Daigasグループが都市ガス事業で培ってきた天然ガスの調達などの仕組みを活かして運営できる点にも特長があります。燃料の確保から発電、電力の供給までを連携して進めることで、より効率的で安定した電力供給につなげています。
こうした強みを備えた本発電所は、今後、Daigasグループの電力の安定供給を担う中核拠点として、その役割を果たしてまいります。
今後の電力需給における役割
近年、国内の電力需給を取り巻く環境は大きく変化しています。脱炭素化の進展に伴い、石炭火力の削減や老朽化した火力発電所の廃止が進む一方、AI活用の拡大によるデータセンターの新設などを背景に、今後は電力需要の増加が見込まれています。また、太陽光や風力など再生可能エネルギーの導入拡大により、発電量が天候に左右されやすくなる中、電力需給のバランスを調整する機能の重要性も高まっています。こうした中、天然ガスを燃料とする発電は、需要増への対応や需給バランスの調整を担うとともに、火力発電の中でもCO2排出量が最も少ないことから、安定供給と低炭素化の両立を支える電源として重要な役割を担っています。
姫路天然ガス発電所の全景
さらなる供給力強化に向けて
姫路天然ガス発電所は、新たに3号機の開発が計画されており、62.26万kWの天然ガス発電設備の導入と、2030年度中の営業運転開始が予定されています。こうした取り組みにより、将来にわたり電力供給を支える体制の強化が見込まれます。
今後も、安全・安定操業を最優先に、天然ガス発電の特長を活かしながら、電力の安定供給に貢献していきます。また、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う需給変動にも柔軟に対応し、エネルギーの脱炭素化と安定供給の両立に向けた取り組みを進めてまいります。
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