Daigasグループの大阪ガスは、東京ガスさま、東邦ガスさま、三菱商事さまとともに、このたび米国における「e-methane（e-メタン）」（合成メタン）の製造、液化、輸送、ならびに2030年の日本へのe-メタン導入開始に向けた共同検討に着手しました。2030年に13万トン/年のe-メタンを製造し、日本へ輸出することを目指します。

■「e-methane（e-メタン）」とは？
グリーン水素などの非化石エネルギー源を用いて、CO2をリサイクルして都市ガスの原料をつくる技術「メタネーション」によって合成されたメタンのことです。「2050年カーボンニュートラル」実現のために、e-メタンの導入が期待されています。また、e-メタンの活用拡大に向けては2021年6月に設立されたメタネーション推進官民協議会で議論が進められており、4社はともに参画しています。

■米国でのe-メタンの製造と日本への輸出に向けて
本件は、豊富な再生可能エネルギーが期待でき、天然ガスパイプライン網やキャメロンLNG基地といった既存のLNGサプライチェーンの活用が可能な米国テキサス州・ルイジアナ州を候補地として検討を行います。今後、現地調査に着手し、2025年の投資意思決定、2029年のe-メタンの生産開始、2030年の日本への輸出開始を目指します。

Daigasグループは「カーボンニュートラルビジョン」のもと、脱炭素社会に貢献する技術・サービスの開発に取り組み、気候変動をはじめとする社会課題の解決に努め、暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指してまいります。