「SOECメタネーション」の技術開発がグリーンイノベーション基金事業に採択

22.04.28

「SOECメタネーション」の技術開発がグリーンイノベーション基金事業に採択

このたび、大阪ガスが産業技術総合研究所(産総研)さまと共同で提案した「SOECメタネーション技術革新事業」が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)さまによる「グリーンイノベーション基金事業」に採択されました。SOECメタネーションに関する技術を結集し、世界最高レベルのエネルギー変換効率を実現する技術の確立を目指します。

◆「SOECメタネーション」とは?
水素とCO2から都市ガス主成分のメタンを合成する従来のメタネーションに対して、本技術は”SOEC電解装置”を用いることで”水とCO2”からメタンを合成することが可能となり、原料として水素を調達する必要がありません。また、他の方式に比べ、約85~90%という世界最高レベルのエネルギー変換効率を実現できる可能性があり、必要な再エネ電力等を削減できることから、メタンを合成するための製造コストの大幅な低減が期待されています。

◆2030年度の技術確立を目指して
2021年1月、大阪ガスはSOECメタネーション技術の実現のキーとなる金属支持型SOECの実用サイズセルの試作に国内で初めて成功しました。
本事業は、大阪ガスを幹事企業としてSOECやガス合成に関する基盤技術を有する産総研さまをはじめ、SOEC水素製造や大型電解設備の技術をもつ東芝エネルギーシステムズさま、世界最先端の研究業績がある京都大学・群馬大学・関西学院大学・長岡高専さまにも参画いただくことで、SOECメタネーションに関する技術力を結集し、2030年度の技術確立に向けて研究開発を推進します。

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