大阪ガスは、日本信号さま、HACARUSさまと共同で、地中のガス管や水道管などの位置を人工知能(AI)で判定する世界初の「AI自動判定ソフトウェア」を開発しました。本ソフトウェアは、2021年10月1日から日本信号さまが販売を開始しています。
●道路の掘削作業時の課題
道路の掘削作業を行う際、地中に埋設されたガス管や水道管などを破損しないようにする必要があり、埋設管の位置を特定するために地中レーダーを使用しています。
しかし、埋設状況によっては判定が難しいケースがあり、埋設管の正確な位置を特定するには一定の経験が必要でした。
●既存の地中レーダーに搭載可能
本ソフトウェアでは、少量の学習データで高い精度を発揮できる「スパースモデリング」を採用し、開発にかかる時間とコストを低減。また、既存の地中レーダーに搭載できるため、機材を買い替えることなく使用できます。
●熟練作業者の判定をAIが学習
今回開発したソフトウェアでは、AIが自動判定して埋設管の位置を特定。熟練作業者の判定方法をAIに学習させることで高い精度を実現し、初心者でも簡単に埋設管の位置を特定することが可能となります。
Daigasグループは、社会課題の解決に資する価値「ミライ価値」を創造するため、AI技術の導入などDXの推進にも取り組み、持続可能な社会の実現への貢献を目指してまいります。